「園芸」 プログラム 【短時間リハビリ】
こんにちは 作業療法士の海老澤です。
短時間リハビリでは、集団体操、個別運動プログラムなど
「運動する」ことを中心としたプログラムとは別に「園芸」をしています。
「園芸」ってリハビリになるんでしょうか?って感じられるかもしれませんが、
その方によって目的は違いますが、ちゃんとリハビリになっているんです!
まず、こんな環境でやっています…
机にプランターを乗せて土の準備から種まき、収穫も。
基本的に「立って」の作業活動です。
それらの活動をリハビリの視点でみてみると…
20~30分それなりの時間、立っての作業が続くので
「立位の耐久性」
両手は作業をしているので
「立位バランス」
作業の手順も考えてやらないといけないので
「遂行機能」
経験者が意外に多くてスタッフは、ほぼ教えてもらう事ばかり…
「役割をもつ」
「慣れ親しんだ作業」
そして、しゃべりながらも手は動き続けます。
「2重課題」
また、麻痺側の手が自然に収穫に参加してたことも!
「麻痺側の上肢機能訓練」
水やりのためにジョウロに水を入れてベランダまで移動!
「応用歩行」
どうでしょう?
それが難しい方にとっては、立派なリハビリになってませんか?
身体の動きだけじゃなく、認知機能にも大いに働きかけています。
一番いいこと。それはみなさん楽しんで取り組んでおられる!
だから、30分という時間の立っての作業活動も苦にならないんですよね。
私、運動不得手なので「30分歩行」って言われたら「喜んで!」とは言えません…
でも、買い物で30分歩いても苦になりません。
「楽しい」って、とっても重要で素敵な要素ですよね。